2011年2月17日木曜日

細腕繁盛記…大ヒット,物語

1969年「8時だよ、全員集合!は空前の大ヒット、その翌年1970年

(昭和45年)またまた、大ヒットをした「上方ド根性物語」 

「細腕繁盛記」を ご存知ですか。  毎週木曜日の9時30分~一時間

番組、 この時間になると、お風呂やさんが、ガラガラになってしまいます

程の人気番組、  只今30歳後半の方でしたら、きっと、見てたわよ!

と言って下さるはずです。


*原作 花登こばこ 主役新珠美千代 その夫、滝田佑介 

その妹、富士真奈美ずら、この番組のタイトルも、私ムッチーと、作家と

出演者、と放送局、が大もめになり,結果大成功物語になりました。


もともとこのドラマの原作は 花登先生の書き下ろしで、「銭の花」・・・・・

原作者はすでに 書き下ろした小説をテレビに流せば本も売れる!

となれば、一挙両得!・・・と言う読みがありましたから、私ごとき者の

話は聞いてくれません、  私が反対した理由を、聞いてください、


関西ではお金のことを、「 銭 」と、いうらしいのですが、 関東では、

「銭とは、小銭で、あまり良い言葉ではないと主張しました。


「江戸の金遣い、上方の銀遣い、」 歴史的に、江戸では金は小判が

貨幣であって(金と銭は両替出来ない)「 銭 」は、もっぱら庶民の

お金で、卑しい言葉ですと、こちらも 一歩も譲りませんでした。


私は先生に、台本を読ましてください と懇願しました。

「銭の花」を読み終わった瞬間に頭に浮かんだ「タイトル」は

「女の細腕一本で、大阪の一流料亭から, 潰れそうな、伊豆熱川温泉

に騙されて、嫁に来て、見事に、建て直し、200億円もの「銭の花」を

咲かせる物語・・・・   だったら「細腕繁盛記」ですね、・


もちろん、窮鼠猫を噛む ときは逃げ道をあけるそうですですから

「妥協の提案」を出しました。



出版された ご本には「細腕繁盛記」・・・「銭の花」より 大きく書いてください

その代わり  TVのタイトルは、勿論 「細腕 繁盛記」でお願いします。

更に先生に大変ご無理を申し上げたのですから放送と同時に

「銭の花の解説を新珠美千代さんに読んで頂くなんて如何でしょうか」

この提案で総てが、解決しました。


     銭の花は、清らかで、白い
       蕾は  血がにじんだように、赤く
          その香りは汗のにおいがする

その頃ご覧頂いた方と 昔のこの番組の 話が出ますと、きまつて

富士真奈美の嫁いびり、強烈な、伊豆、熱川弁・・・・

  「 ふぎゃーねいずら! オミャーニ、食わせる飯は、にやーずら」

ですが、覚えていますか。 名付け親の苦労談ですが、これも、今の

ドラマにない40%の超高視聴率で、二年近く続きました。

    細腕 一席のネーミング物語 フギャーニヤー物語ずら

0 件のコメント:

コメントを投稿