7歳です、自宅が永田町でしたので、永田町小学校に入学
自宅は、今の国立図書館のあるところです。そこに民家が
3軒,子供ながら矢鱈広い庭があった事をおぼえています、
斜め前は、今の「民主党本部」後ろ側の坂道には,
帝国陸軍省」、裏側は「ドイツ大使館」3分歩くと「国会議事堂」
その前は、ずらりと 各大臣官邸が並んでいました。
子供時代の遊びは、日曜日には、赤坂見附の堀に、兄に
連れられてビクを仕掛けて、ザリガニや小魚取りのどかでした。
場所が場所でしたから、友達は同級生以外は、大臣の姉妹!
僕が始めて、憧れともつかず、恋心を抱いたのは、
「来栖外務大臣」のお嬢様、ハーフでそれは美人!でも子供
ですから、[ 遠くから眺めての恋」 可愛い恋の始まりかな?
本題に入ります。 皆さんの小学校時代の、思い出をブログ
に書くとしたら、 どんな事を書きますか、?ぼくが鮮明に覚え
又忘れられない、大事件があったので、触れてみます。
1936年 昭和11年 2月26日「2.26事件」です。
日本の将来を 憂いて日本の陸軍の青年将校2000名が反乱
をしたのです。午前5時 夜明け、外は大雪!、いきなり
機関銃の物凄い音, 何事か!解らないまま、家族全員が
起床!自宅の廻りは、3.8銃の先に帯剣をつけた兵隊が
1間間隔で立っている。我が家の庭は、飯ごう炊飯と化し
大臣達を殺害した兵隊が 殺気立ってうごめいている!
僕は子供だから怖いと言う感じはなく、家族が止めていたが
[兵隊さんどうしたんですか」ときいても[日本の将来の為!
上官の命に従っている」それ以外、なにも答えない!
父はもし危険があるといけない!と バス一台で家族全員
丸の内ホテルに避難! 反乱は数日で、鎮圧した!
この反乱が「1937年の日本と中国との戦争になり、第2次
世界大戦と 拡大した。2.26事件を、いま何人の人が
知っているだろうか?ブログでは長くなるが、歴史は
皆さんが知ってこれからの、日本を眺めるのも大切
参考までに(当時の平均 寿命男、44,8 女46,8)
タバコ、ゴールデンバット10本8銭
阿部定事件で、情夫殺し
水泳の前畑200.と800メイトルで優勝
次は 中学時代をかきます。よろしく!
すごい時代を生きてきたものだと感服。中学時代、早く知りたい。
返信削除はじめまして。娘共ども寺尾ファミリーの大ファンです。ドラマさながらの舞台背景!ワクワク興味深く読ませていただいてます。続き楽しみです!
返信削除歴史の教科書の中の出来事でしかなかった事件ですが、実際には数行で説明できるようなできごとではなく様々な人が様々な思いを持って関係していたのだなぁとリアルに感じられました。そして私たちが今経験しているあれこれもいつか歴史になる訳ですね。
返信削除私も続きが楽しみです!
寺尾塾、塾生の通称”わかばやし”です。初めて読者になりました。よろしくお願いします。
返信削除歴史好きの小生にとって2・26事件の記述はリアルで感動しました。ふと、犬養道子の著書「花々と星々」(NHKドラマにもなりました)のなかの一話を思い出しました。
官憲に追われていた盲目の詩人エロシェンコが著者幼少時の犬養邸を尋ねたが、父健が不在のため、応対に出た母は厚手の靴下とスープを与えた。何とか励ましてあげたかったが言葉がわからない。そこで、蓄音機でベートーベンの「英雄」を聞かせたところ、エロシェンコは涙を流して母に感謝の仕草をしたということです。
直接関係はありませんが、寺尾塾頭の文章を読んですぐさま浮かんだ情景でした。これからも塾生として楽しみにしております!