数年前 家族揃って京都の比叡山、延暦寺に参った折に偶然 大僧正の話をうかがいました
その法話は、今の時代にもそっくりあてはまりますのでご参考になればと思いブログに書いてみました。
<大僧正の法話>
日本は戦争で総てを失い 人々は「物欲」にはしりました
つまり総ての事柄や物に対し「要求」をし読けて参りました。
その為に世界中の人々が、羨む様な豊かな国になりました
その「要求」と「欲望」は限りなく広がり、「環境破壊」…
と言って「地球の命」まで奪おうとしています。いけない事です
人間が限りなく要求をし読けた結果、色々な所ではじけてきています
お釈迦様はこれを『貪欲』と言ってます
『貪欲』とは、(人の不幸を喜ぶ心)であり、人間の終のない欲望の事を言うのです。
それが高ずると、最後は人が人を憎み、人を殺しても平気になってしまうのです
世界には人口が53億人以上の人がいますが、もし80億人にも増加したら
人々は食べる為に「一切れのパン」を奪い合うでしょう。
例を日本のごく平均なお宅でお話してみますと、これまであれもこれも
これも欲しいと言って買い求めた品は、一度にも使われないまま狭い
家の中に沢山しまいこまれていると思います
そんな品物があれば、欲しがっている人に差し上げてみては、どうでしょうか?
きっと喜んでくれるはずです。
そんな「優しい心」が今は大切ですネ
人間は生きる為に、動物・植物・野菜 など「森羅万象」の生を奪って
豊かに生きているのですから
「お返しの心」をみんなで持つ時じゃないでしょうか
仏教ではそんな総ての心を 「布施の心」 と言います。
私には人に差し上げるような物は無い!と言う方もいらっしゃるでしょう。
そんな事はありません 「優しい顔と笑顔」 があるはずです
笑顔は立派な「お返しの心」です
そうなんですよね。いらないものをついつい買ってしまいます。まだまだ修行がたりませんねぇ。せめて笑顔だけでも・・\(^o^)/
返信削除今回のむっちーのブログの内容で最も感動したことは、あんなに前の比叡山のお話をよく覚えていたなあと、その記憶力に感心しています。今、NYやその近郊はハリケーンで結構大変なことになっていますが、優しい心と笑顔で乗り切れるようにと思っています。素敵なお話をありがとう。
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