ムッチーが生まれて始めて、デンマーク-ヨーロッパに旅行させて頂いたのは、
ライオン油脂(元ライオン株)に入社して10年目(昭和36年) アラスカ経由で「デンマーク」着
小さな国、のんびりした国民性
空気も、空の色も、人々の顔も、女性の髪は綿飴のように真白くてフワフワで美しい!
デンマークの人達は私達 黒い髪で背丈の低い、東洋の人なんて見た事が無いし
当時の日本人は、数人が連れ添いあって眼鏡をかけ、首からカメラをさげていましたから
珍しい集団民族だと思っていたんでしょう?
当時のコペンのホテルは大きな建物ではなく 北欧の雰囲気をプンプン漂わす、おしゃれな建物
皆様もご存知のように今から40年程も前ですが徹底した「社会福祉国家」消費税も
その当時から、平均25%…(日本人は現在5% まもなく10%になると言って大騒ぎですね)
25%の税金は総て国民の生活支援のために使われている様で…日本は本当に
社会福祉の為に使うのか?と言う疑心は全くないみたい!
町は自動車より自転車、勿論自転車道も整備され 国会議員さんも自転車で通勤
教育費も医療費も無料で…大病院に行かなくても家庭医が決まってていて、一人の医師が
約1500人程の人を担当している、患者は直接総合病院に行く前に家庭医が
フイルターになってくれる!当時の私の旅行記に書いてありますから、今でも きっと その制度は残っていると思います。
「18歳以上の学生さんには 月に18万円程支払はれて」
学生さんの家賃も5万円程度で抑えられているらしいのです。
有名な「チボツ公園」は北欧の6月頃は白夜ですからペアーの若者は夜の10時以降になると
ぞろぞろと現れそれはそれは楽しそう…二人の間に子供が出来ても心配ないし、
子供は国が面倒を見てくれるシステム!
まだ驚いた事があります。賑やかな街のいたる所に大学生風の男女が、 真っ黒いベレー帽に
真っ赤なスーツを着て 街中を闊歩しているんです。
私はガイドさんに…あの若者は?と聞いてみました。
ガイドさん曰…あの学生さん達は将来
この国の私達を守ってくれるために一生懸命勉強して
国立大学に入学した人達です。(日本で言えば東京大学)当然政治家になり、お役人になる人
ですから町中の人がお祝いをしてあげるんです
その時、私は不思議に思って更に質問しました
国立大学の新入学生さんだけ大切にして受験に失敗をした若者は可哀想ではないか?と…
そんな事はありません!政治や経済に専念する人以外でも、私達とか国を守るために
必要な人は例えば 大工さん 漁師 農業 商業 工業に進む人達には専門学校が沢山あって
自分の得意な道への勉強が出来るんだから不公平ではないのです…
日本は先進国だとか、経済大国なんて言われてここまで来ましたが 北欧のような小さな国でも
「社会保障」が徹底して安定していますみなさんは
デンマークの様な国とどちらがいいと思いますか?
誰だって税金は少ない方がいいし「モナコ」の様に税金のない国だってあります。
さてさて…日本の国も今こそ考えなおす時が来ているのではないでしょうか?
先月、EU(アムステルダム・ブリュッセル)に初めて行きました。洗練されていて、税金が無駄なところに使われていないことを実感しました。日本は本当に国民のために使われているのかが、今疑問視されているのだと思います。
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