2011年3月31日木曜日

人を救うのは人しかいない



「人を救うのは人しかいない」

皆様にはもしかしたら聞き覚えのあるコピーではないでしょうか?

実はこれ神戸淡路大震災の時

私がACの理事長をしていたときのACコマーシャルのコピーなんで

す。(瀬戸内寂聴さん出演)この3週間でACは一挙に有名になってしまいましたね。

1000年に一度とか100年にいちどの大震災に、私たちは、遭遇しました。

関東大震災は今から88年前ですから、その時体験された方は数少ないと思います。

この度はそれに「巨大津波」で亡くなられた方も3万人近くとも言われてますよね。

さすがに私もここ数週間、ブログを書く気分になりませんでした。

「自分は元気で生きています」「温かい食事もいただいています」「暖かい衣服も着ています」

節電も意識するようになりました。計画停電も82歳で初めて経験しました。

改めて、生きている喜びに感謝しています。

これまで、日本人は(私も含め)「不景気になった!」とか「政治家が悪い」とか、欲望の世界で

生きてきたように思えて仕方ありません。

災害で亡くなったかたには申し訳ありませんが、日本中が「ゼロベース」に

になるべく、人が助けあって、やりなおす機会を神様が与えてくれた

と思い、耐え抜く以外にありません。

「人を救うのは人しかいない」からです。

命ががけで福島の原発の作業をしている方や、消防、警備、自衛隊、および

海外支援の方、地元のボランティア、が頑張っているのに

自分の非力に詫びたい気がしてなりません。

311の地震のときは皆様どうされてましたか?

私は築地にある個人事務所で体験しました。 「ドスン!、ぐらぐら」ときて唖然。

瞬間外に出るべきか、中にいるべきか?戸惑いました。

ほとんどの人は外にでてました。

通じない携帯に何度も自宅の妻に連絡したけれど、つながらない。恐怖、。。。。

テレビをつけると火災、津波、あれよあれよと日本の半分が

大変なことがおきている。

たまたま近くに勤める息子が自動車で迎えにきてくれたものの、

16時に築地を出発し、吉祥寺には夜中の1時30分。

渋滞に文句や不満を覚えたものの、無事に自宅に帰れたことに

本当に感謝しました。生かしてくれてありがとう。

これからが復興の本番であり、まだまだ何が起こるかはわかりません。

心ひとつにして、地球という巨大な生き物と 仲良く共存し、

犠牲なった方々、これから復興をする方々、

世界中に我々が心一つになっていく姿を示していきましょう。

だって、人を救うのは人しかいないのですから。






2 件のコメント:

  1. まずはご無事でなによりです。奥様も大丈夫でしたでしょうか?
    そしてブログありがとうございます。
    しっかり読ませていただきました。

    この機会に人類は自然、地球にたいしてもっと謙虚になるべきではないかと私は思っています。
    私も計画停電を経験して改めて感じました。人は水は作れない、食べ物も自然から頂く。
    生きているのではなく地球という自然に生かされているということを痛感させられました。

    日本人の災害ではなく人類の災害として日本人は復興し、またこのことを海外に伝えていく残していく役割もあるように思えてなりません。

    長い道のりに考えてそのときそのとき自分の出来ることをやっていきたいと思います。

    返信削除
  2. 大変な事態となってしまいました。あまりの災害の悲惨さに、茫然としています。原発も復興も電力回復も長期戦です。体力、精神力、知力、すべてが試されているのだと思います。「人を救うのは人しかいない」絶対負けないぞ!

    返信削除